IT系の職種の魅力として、専門的なスキルを活かして高い給料を得ることができる点が挙げられます。

「収入が高い分、仕事内容が過酷なのではないか」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実際に働く人の印象は逆のようです。
情報処理推進機構がまとめた「IT人材白書2017」によると、30～40代のIT技術者に仕事や職場環境への満足度を尋ねたところ、「仕事内容（希望に合った仕事かどうか）」「休暇の取りやすさ」「プライベートの両立」「職場の雰囲気」の項目のいずれにおいても、60％以上が「満足」「どちらかと言えば満足」と回答したそうです。

これらの特徴は、女性にとっても非常に魅力的な部分になります。
厚生労働省の調査によると、女性が就く職種として最も多いのは医療・福祉系とされていますが、休暇の取得や家庭との調整に柔軟性があるIT系は、これから女性が働きやすい職種としてより認知されるかもしれません。

また、「ITの仕事に誇りを持っているかどうか」との質問に対しては、66．3％もの人が「誇りを持っている」と答えています。
このことから、IT系の職種は、働きやすくやりがいがもてる仕事であると言えます。

近年、IT系の職種の活躍できる分野は大幅に拡大しています。
IT企業における人材不足はここ10年以上継続しており、前述のIT人材白書では、2016年調査で初めて若干の緩和傾向を示したものの、依然として20．3％の企業が「人材が大幅に不足している」と答えています。
IT系職種が売り手市場であることは間違いありません。